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近年では、ビジネスを効率化するためのコミュニケーションツールとして、
ビジネスチャットツールが利用されています。
ビジネスチャットツールとは、主に社内間(用途によっては取引先も含む)の
円滑・迅速なコミュニケーションに特化したツールのことです。
総務省が発表した2018年版 ビジネスICT利用状況によると、
日本はビジネスチャットを始めとしたICTツールの導入率、
利用率ともに先進諸外国と比べて遅れているような状況でした。
しかし、新型コロナウィルス感染症をきっかけにテレワークやリモートワークを採用する企業が増え、
それに伴いビジネスチャットへの注目が近年高まっています。
そこで、ビジネスチャットの導入を考えている企業の中には、
どのツールが良いのか比較検討で迷っているところも多いのではないでしょうか?
この記事では、ビジネスチャットの概要を紹介したのちに、
有名なビジネスチャットを7つご紹介します。
最先端のビジネスではチャットが利用されている
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ビジネスの現場でもITツールが活用される場面がますます増えています。
こうした状況下で、今、コミュニケーションツールとして広く利用されているのがビジネスチャットです。
ほんの少し前までは、ビジネスにおけるコミュニケーションのツールとしては、
社内・社外にかかわらずメールが中心でした。
今回紹介するビジネスチャットは、メールに代わる新たなコミュニケーションツールという位置づけです。
ビジネスチャットをメールと比較すると、次のような利点があります。
①迅速なやり取りが可能
実際に利用してみるとイメージしやすいのですが、
ビジネスチャットは迅速なコミュニケーションを取るのに適しているので、
メール以上に即時性を高めることができます。
プライベートでLINEを利用している方は、LINEとメールとの違いを思い浮かべると、
手軽さがイメージしやすいと思います。
ビジネスチャットのやり取りは、PC・スマホ・タブレット端末など全ての端末でやり取り可能なので、
外出先でもリアルタイムのコミュニケーションを取ることができます。
②グループを組んで情報共有しやすい
ビジネスチャットでは、部署ごとやプロジェクトごとなど必要に応じてグループを設定することができます。
いったんグループを設定すると、その後はグループ内で多人数でのコミュニケーションをすること、
メンバーを新たに招待することなどが手軽におこなえます。
③セキュリティに優れていること
ビジネスチャットの最も重要なポイントの一つがセキュリティです。
ビジネスでは、社外秘文書や顧客情報・個人情報など、
慎重な取り扱いをする書類をやり取りしなくてはならない場面が少なくありません。
また、書面の添付をおこなわないケースでも、コ
ミュニケーションの内容そのものが非常に重要性の高い情報であるケースも多々あります。
情報漏えいや個人情報の漏えいによる被害の大きさは計り知れませんので、
コミュニケーションツールを提供している側のセキュリティ体制は非常に重要なポイントです。
それだけに、セキュリティ対策には細心の注意を払って対策をしている業者がほとんどです。
無料・有料チャットツール7選
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利用可能なビジネスツールは多数あるので、
どのツールが良いのか分からないという方もいるのではないでしょうか?
いざビジネスチャットを導入したとしても、
それぞれの特徴をよく理解しないまま導入してしまうと、思ったように活用できない可能性もあります。
そうならないためにも、特徴を踏まえて導入目的に合ったツールを選ぶことで、
自社にとってベストなビジネスチャットツールを選定することができるでしょう。
この章では、利用可能なビジネスチャットの特徴や料金について解説します。
2-1.JANDI
社内SNSの決定版である「JANDI」は、
料金の安さと使いやすさに特徴のあるコミュニケーションツールです。
JANDI導入の企業においては、社内メールコミュニケーションが82%削減、
業務効率が56%向上。
さらに2020年現在200万ユーザーが利用中という実績があります。
JANDIの基本的な情報は以下の通りです。
(料金)
完全無料でご利用が可能!
有料プランは1人辺り440円(税込み)~の低価格でご利用が可能!
(機能)
・メッセージ(グループごとのチャットや議題ごとのチャットもOK)
・アンケート
・ファイル管理・共有
・Web会議
・ToDoリスト
・ファイル保存(10Gまで)
1人あたり440円(税込み)という低価格は、機能が充実したビジネスチャットの中では破格です。
5ライセンスから導入可能なので、小規模な事務所にも最適です。
ITツールに慣れていない方でも、
使いやすさを実感できるような分かりやすい操作性を重視したツールなので、
ビジネスチャットを初めて利用するユーザーにもおすすめです。
2-2.Slack
「Slack」は、世界で最も利用者数の多いビジネスチャットです。
「ワークスペース」というチャンネルを設定して、
チャンネル内にメンバーを招待する形でコミュニケーションの場を設けることができます。
ワークスペースは、無制限に作成することができ、無制限にメンバーを招待することが可能です。
Slackの基本的な情報は以下の通りです。
(料金)
無料~
有料プランは1ユーザーあたり月1,056円(税込み)~(スタンダードプラン)
https://app.slack.com/plans/
(機能)
・メッセージ
・画面共有機能付きのグループ通話(最大15名同時接続)
・スタンダードプランでは10Gまでのストレージ(データ保管)
Slackには、有料版と無料版がありますが、無料版は利用できる機能が有料版の一部のみとなっています
例えば、グループ通話や画面共有の機能などが無料版では利用できません。
また、ストレージが5GBまでに限定されています。
Slackは、ワークスペースを無制限に増やせるなどの拡張性の高さがメリットとして挙げられます。
2-3.チャットワーク
チャットワークは、国内シェアナンバー1のビジネスチャットです。
国内企業が制作しているので、操作性に癖がなく、
使い勝手に優れているという特徴があります。
チャットワークは、「メール時間を20%以上削減できた」
企業が全体のユーザーの内69.1%という成果実績が公表されています。
また、国内トップシェアということもあり、
社外の人ともチャットワークでつながれる可能性が高いという利点もあります。
チャットワークの基本的な情報は以下の通りです。
(料金)
法人利用は660円(税込み)~/月(ビジネスプラン)
※個人向けは無料プランあり
(機能)
・メッセージ機能(グループの作成)
・タスク管理
・ビデオ通話
・ログのエクスポート
・社外スタッフのブロック機能
2-4.Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、マイクロソフト社が提供しているWeb会議・ビジネスチャットツールです。
TeamsはMicrosoft社開発の商品ということもあり、
Office製品との連携に非常に優れているという特徴があります。
なお、Microsoft社が提供しているコミュニケーションツールには、Skype for Businessもあります。
TemsとSkype for Businessは似た機能もありますが、
両者の違いを一言で説明するなら、Skypeはチーム内でのチャットよりも
1対1の個別でのやり取りやビデオ会議の機能を重視したツールであり、
Teamsはファイル共有やビジネスチャットとしての機能が充実したツールといえます。
SkypeからTeamsへのアップグレードも可能です。
Teamsの基本機能は、次の通りです。
(料金)
無料~
ビジネスプランは月594円(税込み)~(年間契約)
※使用しているOFFICE365のプランによっては、Teamsの機能を無料で利用することもできます。
(機能)
・メッセージ
・ビデオ通話
・画面共有
・ファイル共有(10GB まで)
MicrosoftOfficeの1機能として提供されているため、
マイクロソフト製のファイル(ExcelやWordファイル)との親和性が高く、
シームレスにOfficeの機能を使えるのが特徴です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software
2-5.LINE・LINEWORKS
プライベートでの利用者が多いLINEも、
ビジネスでのコミュニケーションツールとしてよく用いられます。
厳密に言えば、LINEはチャットツールではなくコミュニケーションツールですが、
用途としてはほぼビジネスチャットと同様です。
LINEは、ビジネスに特化したLINE WORKSが別途リリースされています。
LINEは、ビジネス向けのツールではないため、
使い勝手がどちらかといえば個人向けの仕様となっていることや、
セキュリティ面での不安が残るなどの注意点があります。
LINEWORKSは、ビジネス向けに設計されており、
LINEの使い勝手そのままにビジネス用途に特化しています。
LINE・LINE WORKSの基本情報は以下の通りです。
(料金)
無料~
https://line.worksmobile.com/jp/pricing/
(機能)
・メッセージ
・通話(テレビ通話)
・資料共有
https://line.worksmobile.com/jp/
2-6.Tocaro
「Tocaro」は、チームで仕事をさせることに特化したビジネスチャットです。
特徴的な機能は、独自の検索機能です。
一般的にビジネスチャットはリアルタイム性を重視するため、
過去に共有した資料やデータを探すことが難しいケースがありますが、
Tocaroでは、グループをまたいでファイルを手軽に検索することができるので、
資料の検索が非常にスムーズです。
また、コミュニケーションの履歴と紐づけて、
グループのToDo管理をすることができる点など、
チームのプロジェクトを管理する機能が非常に優れています。
「Tocaro」の基本的な機能は以下の通りです。
(料金)
無料~
有料プランは880円(税込み)~
(機能)
・メッセージ(1対1、グループ)
・ビデオ通話
・ファイル共有(10GBまで)
・ログエクスポート
・IPアドレスの制限
2-7.direct
ビジネスチャットの中で、少し変わった料金体系を取っているのが「direct」です。
directの最大の特徴は、建築関係に特化したグループチャットであるということです。
そのため、図面の共有や工程管理など、建築業ならではの機能も搭載されています。
「現場主義」を徹底したビジネスチャットとしての機能は、
建築業以外のユーザーにも重宝されており、幅広い業界のユーザーに利用されています。
directの特徴的な機能としては、
グループ単位で料金が変動する仕組みをとっているという点も挙げられます。
(料金)
6,600円(税込み)(10名まで:ベーシックプラン)
(機能)
・メッセージ(1対1・グループ)
・Yes/Noや選択肢から回答を受けることのできるアクションスタンプ機能
・ビデオ通話
・ファイル共有
・音声入力や手書き投稿などの入力補助機能
無料サービス・プランのデメリットと注意点
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ビジネスチャットには、無料から利用できるものと有料プランとの2種類があります。
「無料と有料との両方があるなら、無料の方が嬉しい」
となるのは当たり前のことですが、無料のビジネスチャットには注意点があります。
基本的に無料の料金プランは、個人ユーザーを想定しているケースが多く、
無料プランには機能の制限が設けられているケースが多いことです。
このほか、無料プランには次の注意点があります。
・広告が表示される
・セキュリティに不安が残る
・ストレージの容量や設定グループの人数などに制限が生じる場合がある
また、無料ツールにこだわるあまり選択肢が狭まってしまうというデメリットも考えれます。
以上を踏まえて自社に合ったビジネスチャットを選ぶ際には、次の基準で選ぶと良いでしょう。
・使いやすさ
デモ画面の確認や試験導入などを通じて、アプリの使い勝手を利用者目線で検証しましょう。
・費用対効果
チャットツールを導入した際に、業務効率がどのように向上するのかを踏まえ、
費用対効果を検証しましょう。
・自社が他に利用しているアプリ(アプリとの連携を考える場合)
情報の共有という点では、ストレージサービスとの連携など、
他のアプリとの連携を踏まえてアプリを検証すると良いでしょう。
まとめ
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今回は数あるビジネスチャットの中でも、特に人気のあるものを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
要約すると、各ビジネスツールのポイントは次のとおりです。
JANDI・・・低価格と、スタッフの誰もが使える使い勝手の良さが特徴
Slack・・・世界で最も利用者数が多いビジネスチャット。自由にワークスペースを追加可能。
チャットワーク・・・国内最大手。使い勝手の良さが魅力。
Microsoft Teams・・・Office製のファイル共有のしやすさが魅力。
LINE・LINE WORKS・・・・プライベートで大半のユーザーが使用しているLINEでの操作が可能。
Tocaro・・・チームでの仕事の進めやすさにこだわりを持つチャットツール
Direct・・・当初は建築業に特化したビジネスチャットツール
上記のようにビジネスチャットにはそれぞれ特徴があります。
それぞれの特徴を把握して、ぜひ自社に合ったビジネスチャットを導入してください。
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