電子契約の有効期限切れ対策|10年後も証拠力を低コストで維持する方法
本記事では、電子契約の期限切れ対策と10年先を見据えたトータルコストの考え方を分かりやすく解説します。
低コストで高い証拠力を維持するための具体的な選び方や、他社と比較した際の損益分岐点についてもお伝えしていきます。
電子契約の有効期限が切れるとどうなる?

電子契約を導入する際に多くの方が不安に感じるのが、有効期限が切れた後の扱いです。電子契約には電子証明書とタイムスタンプの二つの期限があり、それぞれ役割が異なります。
期限が切れても契約の合意自体が消えることはありませんが、数年後のトラブル時に「いつ、誰が合意したか」を証明する力が弱まる恐れがあります。
長期保存を見据え、証拠力を保つ仕組みを知っておくことが大切です。
電子証明書の期限(1〜3年)が切れても契約は有効
電子署名に使用される電子証明書には、一般的に1年から3年程度の有効期限が設定されています。
この期限は「その署名が本人のものであること」を証明するための有効期間ですが、期限が切れたからといって、過去に締結した契約書が法的に無効になることはありません。
契約が成立した時点で、双方が正当な権限を持って合意したという事実が重視されるからです。
署名した瞬間にその証明書が有効であったことが記録されていれば、その後の有効期限切れが契約の効力そのものに直接的な影響を与える心配はないと考えて良いでしょう。
ただし、数年後に契約内容の正当性をめぐって争いが生じた場合、証明書の期限が切れていると、当時の有効性を検証する手間が増える可能性があります。
そのため、長期にわたる契約においては署名時の有効性を後からでも証明できる仕組みを整えておくことが推奨されます。
タイムスタンプの期限(10年)は証拠力の節目
電子契約の証拠力を長期間担保するために欠かせないのがタイムスタンプですが、これにも通常10年という有効期限が存在します。
タイムスタンプは「その時刻にファイルが存在し改ざんされていないこと」を証明する技術であり、この期限が切れると技術的な信頼性の維持が難しくなります。
10年を超える長期の契約や法定保存期間が長い書類を扱う場合には、期限が切れる前に長期署名という技術を用いて期限を延長する対応によって備えていた方が安心です。
この処置を怠ると将来的に税務調査などで書類の真正性を問われた際、客観的な証明が難しくなるリスクを抱えることになります。
将来の裁判リスクやコンプライアンス遵守を考慮すると、タイムスタンプの期限が切れる証拠力の節目を意識した運用をするのがおすすめです。
あらかじめ長期保存に対応したシステムを選定し、自動的に証拠力が維持される環境を作っておくのが賢明といえます。タイムスタンプや電子証明書といった電子契約の仕組みについては、下記の記事で詳しく解説しています。
合わせて読みたい:電子契約の仕組みとは?書面契約と比べてどんなメリット・デメリットがあるか
10年以上の長期保存|電子契約のトータルコスト

電子契約のコストは、導入時の初期費用だけでなく、10年後の維持費まで含めて比較しましょう。
ストレージ料金や長期署名の更新料など、後から発生する隠れたコストに注意してサービスを選びます。
電子契約のコストは導入時と運用時の2段階で見る
電子契約の導入を検討する際、どうしても初期費用や月額の基本料金に目がいきがちです。
しかし、法人として10年以上の運用を見据えるのであれば、導入時だけでなく運用フェーズで発生する累積コストについてもあらかじめ検討しておくことをおすすめします。
運用コストには毎月の基本料金に加えて、契約を送信するたびに発生する従量課金も含まれます。中でも決済権を持つ上長へ報告する際は単年度の予算だけでなく、5年、10年と継続した場合の総額を提示するとより良いでしょう。
目先の安さだけで選んでしまうと、数年後に他社へ乗り換えた方が安かったということことになりかねないためです。
保存件数が増えた際のストレージ追加料金の有無を確認
電子契約は紙の契約書と異なり、物理的な保管スペースは不要ですが、電子文書をサーバー上に保存するためのストレージ容量という概念が存在します。
中には、一定の保存件数やデータ容量を超えると、追加のストレージ料金が発生する仕組みを設けているサービスもあります。
サービス選定時には保存件数に制限があるのか、また容量超過時にどれほどの追加費用がかかるのかをチェックしてみてください。
長期保存を前提とするならば、追加料金なしで永続的に保管できる、あるいは上限が高く設定されているサービスを選ぶのが良いでしょう。
技術更新(長期署名)に伴う追加費用のリスク
前述したタイムスタンプの有効期限を延長する長期署名には、技術的処理が必要です。
このため、サービスによっては10年後の期限更新のタイミングで、再署名や再付与に手数料が発生するケースがあることは意外と知られていません。
こうした追加費用は、導入から数年、あるいは10年が経過した頃に突然発生するため、予算計画を狂わせる要因となります。1ファイル単位では少額であっても、膨大な数の契約書すべてに対して更新料がかかるとなれば、その総額は決して無視できるものではなくなってきます。
将来の技術更新に伴うリスクを回避するには、あらかじめ長期署名の機能が基本料金に含まれているかを確認することが大切です。更新時の追加費用が「無料」と明記されているサービスを選べば、10年後もコストの変動を気にすることなく、安心して証拠力を維持し続けることができます。
10年後も証拠力を保つ電子契約の選び方

10年後も契約書の証拠力を維持するためには、システム選びに3つの基準が必要です。
長期署名やタイムスタンプが標準機能に含まれているか、最新の電子帳簿保存法に対応しているか、そして基本料金が安く分かりやすいかを確認しましょう。
これらの条件を満たすことで、将来の予期せぬコスト増を確実に回避できます。
長期署名・タイムスタンプが基本機能に含まれているか
長期保存に不可欠な長期署名やタイムスタンプは、全てのシステムで標準装備されているわけではありません。一部のサービスではオプション扱いとなり、月額料金とは別に追加費用が発生する場合があるため検討時には注意が必要です。
基本機能としてこれらが含まれていれば、導入後にコストが膨らむ心配がありません。
10年単位での運用を考えるなら、機能の有無だけでなく「追加料金なしで利用できるか」を、契約前に確認しておくことが求められます。
最初から必要な機能が揃っているサービスを選ぶことで、複雑な設定や追加予算の申請に悩まされることもなくなります。
企業の信頼性を守る証拠力を維持しつつ、ランニングコストを最小限に抑えるための最優先チェックポイントといえるでしょう。
電子帳簿保存法(最新改正)に標準対応しているか
電子契約を導入する上で、避けて通れないのが電子帳簿保存法への対応です。法律で定められた保存要件を満たしていないと、税務調査時に正当な書類として認められないリスクがあるため、システムが最新の改正に標準対応していることが必須となります。
検索要件の確保や改ざん防止の仕組みが整っているかを確認しましょう。これらが標準機能として備わっていれば、法改正のたびに自社で運用ルールを大幅に変更したり、新たなシステム改修費を払ったりする手間とコストを省けます。
法令遵守は企業の責任ですが、そこに過度なコストをかける必要はありません。標準対応しているサービスを選ぶことで、専門知識がなくてもスムーズに法的な義務を果たせるようになり、結果として長期的な運用コストの削減に繋がっていくのです。
合わせて読みたい:電子帳簿保存法に対応しないとどうなる?罰則リスクと今すぐできる対策を解説
基本料金が圧倒的に安く料金体系がシンプルか
10年という長い期間利用し続けるためには、固定費となる基本料金が安いことが絶対条件です。
多機能であっても月額数万円かかるサービスは、契約件数が少ない時期には大きな負担となり、長期的な会社の利益を圧迫してしまう要因になりかねません。また、料金体系がシンプルであることも比較軸です。
「初期費用無料」や「送信単価が明確」といった分かりやすい体系であれば、将来のコストシミュレーションが容易になり、社内での予算承認もスムーズに進めることができるようになります。固定費を極限まで抑えることで、将来の契約件数の増減にも柔軟に対応できる余裕が生まれます。
無駄な機能に高い料金を払うのではなく、自社の規模に合った最もコストパフォーマンスの良いプランを提供しているサービスを、確信を持って選びましょう。
長期的な電子契約のランニングコストをおさえたいなら「リーガルサイン」

長期的なランニングコストを抑えつつ、10年後も安心して契約書を管理したい企業には電子契約サービス「リーガルサイン」が適しています。
圧倒的な低価格と、追加費用なしで長期保存が可能な仕組みについて、その魅力を詳しく紹介します。
リーガルサインは月額980円から|長期保存が可能
リーガルサインは、月額基本費用が980円からという業界最安級の料金体系を採用。他社では数万円かかることもある基本料金をここまで抑えることで、コストを気にせず電子化を推進できます。
さらに、長期保存に必要な長期署名やタイムスタンプといった機能がすべて基本プランに含まれています。後から高額なオプション料金を追加される心配がないため、予算管理も非常にシンプルです。
10年後の更新料を気にする必要がなく、最初から最後まで透明性の高い料金で利用し続けられます。コストを重視しつつ、将来の証拠力も妥協したくないという担当者様にとって、理想的な選択肢といえるでしょう。
無駄のすくない従量課金でランニングコストを最適化
リーガルサインの料金体系は月額基本費用に加え、使った分だけを支払う従量課金制を採用しています。
月に3ファイルまでは無料で利用できるため、契約頻度が少ない月や導入初期のテスト運用期間でも、無駄なコストが発生することはありません。
4ファイル目以降も1件あたり300円という、分かりやすい設定になっています。送信ファイル数に波がある企業であっても、常に実態に合わせた最適なコストで運用を続けられます。
将来的に契約数が増えたとしてもコストの増加を予測しやすく、上長への予算申請や長期的な導入計画もスムーズに立てることが可能です。
電子帳簿保存法に準拠|10年後も正しい保存を継続できる
リーガルサインは、最新の電子帳簿保存法に標準で準拠しています。法律で定められた厳しい保存要件をクリアしているため、ユーザーは複雑な専門知識がなくても、システム上で契約を締結・保存するだけで法的な義務を満たせます。
つまり、取引年月日や金額、取引先名での検索機能や、書類の改ざんを防ぐタイムスタンプの仕組みが最初から整っているということです。これらは将来の税務調査において、書類の真正性を客観的に証明するための強力な証拠となります。
法改正に合わせてシステムが自動でアップデートされるため、10年後も正しい形式での保存を継続できるのが大きな強みです。将来的な規制の変化を心配することなく、長期にわたって契約書を安全かつ低コストに管理し続けられる環境が手に入ります。
長期的な電子契約のランニングコストで他社と比較
電子契約の導入で失敗しないためには、自社の契約件数に基づいたコストシミュレーションの比較が不可欠です。
固定費が高い他社サービスと、基本料金を抑えたリーガルサインでは、累計コストに大きな差が生まれます。
ここでは、月間の送信件数に応じた損益分岐点や10年間の長期運用で生じる具体的なコスト差を詳しく解説します。
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他社A:月額10,000円+1件100円
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リーガルサイン:月額980円+3件目までは無料、4件目から1件300円
この場合、計算上、月間の送信数が49件以下までであれば、リーガルサインの方が月々の支払額を安く抑えられます。
49件送信した場合、他社は14,900円(10,000円+49件×100円)になるのに対し、リーガルサインは14,780円(980円+0円×3件+300円×49件)となりコストを抑えられます。
つまり、月50件を超えない運用であれば、固定費の重いサービスより基本料金を削った方が、10年間のトータルでの支出を低減できます。
中小企業の多くは月30件未満の利用が多いため、この数値は非常に現実的な基準となります。
高い基本料金を払って使わない枠を維持するより、実態に合わせた課金を選ぶことが長期的な利益に直結します。数値で示すことで、社内の導入決裁もよりスムーズに進むはずです。
まとめ|電子契約は長期的なトータルコストで選ぶ
電子契約の選定では、目先の導入価格だけでなく10年先を見据えたトータルコストが大切です。
タイムスタンプの更新費用や保存件数による追加料金といった隠れたコストが発生しないサービスを選ぶことが、長期的な安心につながります。
とりわけ月間送信数が50件以下の企業であれば、電子契約サービスのリーガルサインがコスト効率に優れています。低価格でありながら最新の法対応や長期保存機能も備えているため、法的リスクを抑えつつ現場の運用できます。
将来の証拠力を低コストで維持したいとお考えなら、まずはリーガルサインの無料トライアルから始めてみてはいかがでしょうか。追加費用の不安から解放され、長期にわたって安心してDXを推進できる環境をぜひこの機会に体感してみてください。

